先週の旅の途中に、「めがね」という映画を見ました。
都会の女性が離島に来て、スローな生活に最初は馴染めないものの、じきに居心地が良くなってきて、離島での生活や人との触れ合いを楽しむという、ストーリーだけ見れば、自分の表現力の無さも加わり、なんとも平凡な感じです。でも、この映画がとても良いのです。
映画全体のスローな雰囲気に、見ているこちらまで癒されます。出演者の演技、そして音楽も良いです。ところどころ笑わせる演出がニクいです。映画の中の生活は派手ではなく、人間としてごく当たり前の生活をしているのですが、忙しい毎日でその当たり前さえも失っている現代人には、何とも羨ましく思えます。少し生活の中でゆとりを忘れたときに見直したい映画です。
ちなみに、この映画は鹿児島の最南端の与論島で撮影されたそうです。与論島といえば、沖縄返還前は日本の最南端だった島です。何故か中学校の時、修学旅行でこの島に滞在したことがあります。とても気候が良く気持ち良い島で、出てくる料理がとても美味しかったのを覚えています。また与論島を訪れて、島一周のサイクリングとかしてみたいものです。